先日、インテリア企画室 岡村が
トミタ大阪ショールームにて開催された
【KOZO Ⅵ】オリジナル和紙壁紙の新作発表会に行ってまいりました。
サスティナブルな楮と職人の卓越した技法の融合が魅力的な壁紙についてのレポートをご紹介いたします。
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「KOZO Ⅵ」の和紙はすべて不燃認定を受けており、店舗やホテルなどの施設に使用可能です。
展示会では、新作の和紙壁紙を見ながら、
KOZO Ⅵの商品企画に携わった方々や、実際に工場で働く方から直接説明を受けました。
KOZO Ⅵの和紙デザインは、トミタの商品企画部、工場の職人、デザインチームが一体となって開発しているそうです。
職人さんとは現在できる技術や
やりたいことを共有しながらデザインを生み出しているものもあれば、
試行錯誤を重ねるうちに自然と生まれたデザインもあります。
工場には若い方や女性も多く働かれているそうですが、若い方や女性がおられることで柔軟で新しいデザインが発想され、こうした人材の多様さが工場とトミタとの連携が円滑に進む理由の一つだと感じました。
特に印象的だったのは、鳥取の工場で執行役員を務める方からお話を伺った際、和紙の仕上がりに対する強いこだわりを感じたことです。
例えば、「堅氷」(KENPYO)という和紙クロスでは、
真っ白な和紙をクシャクシャにしてから墨を塗り、その後、墨が乾く前に筆ハケでぼかしを加え、アイロンで真っ直ぐに仕上げる工程が行われています。
この手間をかけることで、真っ白な和紙がグレーがかり、空間に自然に馴染む仕上がりになるのです。
このように、職人たちの手作業による細かなこだわりと手間が、KOZO Ⅵの魅力的な和紙製品を生み出しており、その想いを聞くことでこれからの提案により力が入ると感じました。
私一推しの「青谷」(AOYA)です。
リピートのようなハケ感がジョイントを目立たせないデザインになっています。
右下にある白和紙にハケがデザインされているものがベースとなって、その上にブルーを塗っています。
そうすることで白で塗られた部分もブルーに染まり、白が浮かず馴染むそうです。
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いかがでしたでしょうか。
天然素材にご興味ある方、ホッとする温かい空間にされたい方是非一度ご相談くださいませ。
インテリア企画室
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