先ごろ 3/20に弊社社長が、
一般社団法人壁装研究会の定時総会(東京都新宿アキレス本社にて)に
参加して参りました。今回はその時のレポートを抜粋してご紹介いたします!
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当日は非常に良い天気に恵まれ、新幹線から見える富士山も綺麗に見ることができ、
緊張感を持ちながらも、ワクワクした気持ちで向かいました。アキレス本社は24階にあり、
高さ制限のある京都では見ることができない眺望の中で総会が始まりました。
内容といたしましては、中村表装式会社の前田会長から
・世界と比較した防火商材
・なり手不足に関する教育側の問題
についてお話がありました。
壁装研究会の方針としては、日本の内装業界全体が技能者の増員を目指せるよう、
今年は教える側を養成する講習会を行うとのことでした。
その後の定期公演会では、国土交通省の不動産・建築経済局 官房審議官の笹川敬氏に、
建築業を巡る今後の方向性について講演いただきました。
内容について6項目に分けて報告いたします。
①公共事業関係費について
平成4年〜平成22年までは下がり続けていたが、その後は右肩上がりで増えている
(予算額はここ10年横ばいだが、上乗せの補正予算は増額傾向)
②働き方改革について
従業者は横ばい(職人他含む)だが約3割以上は55歳以上、29歳以下は約1割にとどまり、
全体的に高齢化が進んでいる。また、他業種に比べ労働時間が長いことや、
休日が少ないというデータも出ている。国としては、新担い手法を推進し、
適正な工期での工事、極端な繁忙期を無くし、施工時期の標準化の推進を行っているとのこと。
③処遇改善に向けた取り組みに関して
岸田総理の発言にもあった新しい資本主義の実現に向けて、設計労働単価を11年連続で増額。
ただし、国と民間、都市部と地域で大きな隔たりがあるとの事。
④適正な請負代金について
ダンピングの禁止、技能のレベルにより収入があがるキャリアアップシステムの浸透、
また価格転嫁が図れるように変更規定を設けている。
⑤生産性の向上について
施工管理アプリの推進、施工管理者資格受験の条件の緩和を検討しているとのこと。
⑥外国人の受け入れについて
・3年で帰国する技能実習生
・試験や審査に合格した後、永続的に日本で働くことができる特定技能外国人の違いに
ついての説明から、現在はベトナムの方が最も多いとの説明があった。
今回初めて総会に出席させていただき、新たな学びや出会いを得ることができました。
このような機会を、今後の業界の発展と自社の成長にしっかりと活かして行きたいと思います。
年度末の忙しい中、会の準備をしていただきました壁装研究会のみなさま、
また出席してくださった社員の皆様に感謝をいたします。
ありがとうございました。
インテリアホソイ
代表取締役 細井和博